【反省】2016年_NHKマイルカップ

2016年5月10日11時39分39秒 / レース展望

NHKマイルカップ

日付 年齢限定 レース名 着順 馬名 着差 補・前 補・上り
90510 3歳 G1 1 ジョーカプチーノ -0.3 58.1 34.9
160508 3歳 G1 1 メジャーエンブレム -0.1 58.3 35.5
160508 3歳 G1 18 シゲルノコギリザメ 2.6 58.4 38.0
100509 3歳 G1 1 ダノンシャンティ -0.2 58.5 33.9
160508 3歳 G1 16 アーバンキッド 0.9 58.5 36.2
110508 3歳 G1 1 グランプリボス -0.2 58.6 34.2
160508 3歳 G1 6 ブランボヌール 0.3 58.6 35.5
160508 3歳 G1 12 シュウジ 0.6 58.6 35.8
160508 3歳 G1 11 イモータル 0.6 58.7 35.7
160508 3歳 G1 4 ダンツプリウス 0.3 58.8 35.3
160508 3歳 G1 13 エクラミレネール 0.6 58.8 35.6
140511 3歳 G1 1 ミッキーアイル 0.0 58.8 35.1
該当レース勝ち馬平均 59.0 34.5
160508 3歳 G1 10 シャドウアプローチ 0.5 59.1 35.2
160508 3歳 G1 17 ティソーナ 1.0 59.1 35.7
160508 3歳 G1 3 レインボーライン 0.1 59.1 34.8
160508 3歳 G1 9 ストーミーシー 0.5 59.2 35.1
160508 3歳 G1 8 ブレイブスマッシュ 0.3 59.4 34.7
160508 3歳 G1 5 トウショウドラフタ 0.3 59.5 34.6
160508 3歳 G1 14 カネノイロ 0.7 59.5 35.0
130505 3歳 G1 1 マイネルホウオウ 0.0 59.6 34.1
160508 3歳 G1 2 ロードクエスト 0.1 59.7 34.2
120506 3歳 G1 1 カレンブラックヒル -0.6 59.8 34.5
160508 3歳 G1 6 ハクサンルドルフ 0.3 59.8 34.3
150510 3歳 G1 1 クラリティスカイ -0.2 60.0 34.1
160508 3歳 G1 15 ペルソナリテ 0.8 60.2 34.4

 

ペース差-0.1秒のミドルペースで、

馬場差は-1.0秒の高速馬場でした。

土日と続けて、前残り馬場になっていた点も留意すべきでしょう。

 

勝ったメジャーエンブレムは、なんなくハナをとりインベタ。

道中、せりかけてくる馬もおらず、

ほどよいミドルペースをたもちながら、終始レースを支配しました。

クイーンCと時計を比べてみましょう。

 

日付 年齢限定 レース名 着順 馬名 着差 補・前 補・上り
160213 3歳 G3 1 メジャーエンブレム -0.8 58.3 35.0
160508 3歳 G1 1 メジャーエンブレム -0.1 58.3 35.5

 

馬場差を考慮すると、補正後の1000m通過時計は

まったく同じでした。しかもラップ構成もほぼ同じ…。

それでいて、しまいは余力残しのクイーンCのほうが

0.5秒も速かったのですから、

メジャーエンブレムはこのレースで能力を全開したとは思えません。

むしろ、一部でいわれていた不調説が信憑性をおびてきます。

 

例年の逃げ馬と比較すると、

カレンブラックヒルとはペースが違う上に、

溜め逃げタイプとワンペースで逃げるタイプの違いがあり、

なんともいえません。

ミッキーアイルも同様にどちらかというと溜められるタイプなので、

番手からでしたがジョーカプチーノと比較したほうがよさそうです。

時計的にはしまいの脚でおとっていますが、

前述したようにクイーンCのほうが優秀な時計で、

ジョーカプチーノとはだいたい互角と考えてよいでしょう。

時計自体は超絶時計ではないという点に注意すべきで

依然、もまれたときやスローになったときに

もろさがあることも考えておいたほうがよいでしょう。

 

2着ロードクエストは、2013年のマイネルホウオウに若干劣る時計でした。

それでも、前有利の高速馬場で、腹をくくっての追い込み競馬は

負けはしたものの、この馬本来のスタイルを確立したという意味で

復活といってよいのではないかと思います。

ただ、騎乗の空論ではマイネルホウオウが

メジャーエンブレムを差し切れたのに対して、

実際問題、本調子じゃないメジャーエンブレムを差し切れずじまい。

長い直線で強い追い込み馬、以上の評価にはなりません。

 

3着レインボーラインは、例年のNHKマイル惜敗馬レベルでした。

ビュッとキレる脚はありませんが、

ある程度のポジションからじりじり伸びる末脚は府中向きで、

今後中山マイルでは割り引きですが、

府中マイル、阪神の外回りなどに出走してきたら買いでしょう。

 

4着ダンツプリウスは、メジャーをのぞいた上位陣では

最も前に位置取りました。こちらもキレ味があるタイプではなく

早めに先頭に並びかけたいだけに、

外をまわる形になったのは痛く、

勝ち負けという意味ではメジャーエンブレムに

並びかけるシーンすらなかったのが敗因でしょう。

また、直線ではふらついた馬に寄られるシーンもあり、

瞬発力のない同馬にとっては、3着があったかないか、

くらいの不利と考えられます。

とはいえ、らしさは出せたレースなのでこれが現在の能力かもしれません。

 

5着トウショウドラフタは若干出脚がつきませんでした。

それでも直線では馬群を割って掲示板を確保。

1400mに良績が集中しており、マイルはどうかと思いましたが

距離適性の意味ではこなせそうです。

あとはイレコミ癖が解消し、リラックスして走れるようになれば

マイル以上をこなせるようになってきそうです。

 

6着ハクサンルドルフは3角で他馬から不利を受けたようですが

(VTRからは確認できませんでした)能力は発揮できた印象です。

条件戦にまわってくれば確勝でしょう。

 

同じく6着同着のブランボヌールは4角位置で

勝ち馬とは0.3差の位置からの粘りこみでした。

大外枠から4角もかなり外をまわらされ、

ここでいったん置いて行かれています。

先行した分、直線で前はあいていたこともありますが、

早熟馬と決めつけるのは現時点では早急でしょう。

夏以降、1200mに出走してきたら要注意です。

 

8着ブレイブスマッシュは当ブログの◎でした。

直線に向いてからも手ごたえはよく、

鞍上も強気に前を煽っていきますが、

どうしても前があかず、追い出しが遅れた分のロスが

そのまま着順に反映されました。

外を回しておらず、その分のロスで相殺したとすれば

掲示板はあったかなくらいの評価でよさそうです。

 

9着以下は、先行馬がずらり。

ついていけないほどのペースではありませんでしたし、

現状ではこれが能力差と考えてよさそうです。

17着ティソーナはまともに出遅れたので参考外。

18着シゲルノコギリザメは、まったく自分の競馬をせず期待外れ。

 

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高田泰蔵プロフィール

高田泰蔵
1973年生まれ。東京都在住。 病院勤務、出版社勤務を経てフリーランスライターに。 ナリタブライアンの三冠で競馬を知る。

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